はたらくということ
わたしは、周りに置いていかれるのが嫌いだ。
自分が無能なことを思い知らされ、恥ずかしくなるから。自分のペースで頑張る、ということが本当に難しい。みんなと同じ、何なら1人早く前に進みたい。安心していられるから。
わたしは、お金が大切だ。
汚いと思われるかもしれない。でもお金が大切だ。子どもの時代にお金に苦労した。今だってお金を貸さなきゃいけない場面もある。お金があれば解決した場面に何度も遭遇した。だから、わたしにとって仕事はお金が稼げなければ意味がない。やりがい?それはお金を稼いだ後で考えればいい。お金のために昇進したい。それ以外に思いはない。
だめな大人だと言われるだろう。でも偽りのない今のわたしだ。
身体を壊した今、本来なら自分のできることからゆっくり始めなければいけないはずだ。
でも、わたしはずっと走っている。何とかして自分の気持ちを満たそうと、わたしは走っている。わたしは、止まることができない。止まったら、何もかも失ってしまうから。