荒波スイマー

毎日の些細な出来事に振り回されるオフィスレディの日常

積読

わたしの部屋には本棚がない。

だが、たくさんの本が部屋のあちこちに積まれている。

 

わたしは本を読むことが好きだ。

物心つく頃から日記を書く習慣があり、自然と文章を読むことも好きになった。

ただ、昔は活字が並んでいる本はとても苦手だった。そんなスタートなのによくここまで好きになれたものだと思う。

 

なぜ、本を読むのか。

 

わたしは悩んでいるときに貪るように本を読む癖がある。自分にとって深刻な悩みだと、同じようなテーマ設定の本を読み漁る。答えが欲しいのだと思う。

 

わたしも人間なので、人相手に悩みを打ち明けたり愚痴を言う習慣がある。だが、同じくらいの頻度でこのように文字に起こしてストレスを解消したり、本に答えを求めたりする。

 

ただ、どちらも最後は自分で答えを決めなければならない。あくまでもそのための補助ツールに過ぎない。そんなことがわかってきたのは、割と最近のような気がする。

 

積読の本たちは、買ってからしばらく部屋で眠ることも多い。だが不思議なもので、どこかのタイミングで答えを求めて手に取る瞬間がくるのだ。

 

わたしはこの世に存在する本全てを読むことはできない。それは不幸なことではなく、自分を助けてくれるツールが無限にある、という安心感でもあるのかもしれない。

忘れちゃいけないこと

異動して、まだ右も左も分からないけれど、忘れちゃいけないことがある。

 

💬目的を忘れない。分からないなら確認。

社会人1年目のとき、わたしの仕事は「作業」からスタートした。目的が見えなかった(考えようともしなかった)わたしは、時に致命的なミスも引き起こしてしまったのだった。目的がわからないと、全ての業務が「作業」になる。仕事に納得感もない。目的を意識した仕事をする。

 

💬慣例や当たり前は疑え。

異動したばっかりだからこそ、できることがある。慣例や当たり前に疑問を持つこと。これは寧ろ慣れてしまうと疑問を持つことが難しくなる。ある意味今がチャンスだ。本当にこの作業や承認はいるのか?メールひとつとってもそうだ。ちなみに、異動先はとにかくメールが多い。本当にこのメールは必要なのだろうか?考えることをやめてはいけない。もっとできることがあるはずだ。

 

とはいえ、息抜きも大切だ。

何よりまだ2日目なのにこの疲れ様。ちょっと先が思いやられる。

センチメンタルスプリング

なんの運命か、着任前最後に研修時代のクラス飲み会が開催された。というか、日にちが決まった時点では異動の話は知らなかったんだけど。

初任配属前に寂しいね、頑張ろうね、と飲んだあの日から3年。奇しくもわたしは次の配属先に歩みを進めようとしている。

そして本当に幸運なことに、誰一人欠けることなく今日を迎えている。すごい。

 

不安なんか山ほどだ。

わたしに出来ることがあるのか、でもやらなきゃいけないという立場はストレス以上の何物でもない。

 

でも。

 

みんながいるし、何とかなるんじゃないかなという根拠のない自信が湧いた。

わたしたちはまるで永遠の別れのごとく道が分岐したあの日から3年後、また交わった。

そしてまた道が分岐していく。

 

そうやってみんなで大きくなっていくのかもしれない。

数に弱い

わたしは数字が苦手だ。

とにかく数にまつわる情報が頭に入らないし、整理ができない。

会社に勤める以上、自分の成果は数字で示さなければいけないのだけれど、まあ上手く表現できない。そのくせ今回の成果は数字で見れば一見大失敗なので、なんだか落ち込んでしまった。励ましてくれて成果を見出してくれる先輩に感謝。涙。

 

少し数の話から離れるが、わたしは自分のやってきたことに自信がない。人との付き合いも苦手だし、企画だって人並み。細かいことは苦手でミスが多いし、人の顔を覚えることがほとんどできない。数学の力は皆無で、算数も怪しい。飲み会も苦手。はっきり言って、社会人としての適性がないと思う。

 

でも数少ない算数の知識で算盤を弾くと、わたしは働かないと生きていけないことだけはわかるのだ。皮肉なものである。

 

 

新生活

異動が決まり、環境ががらりと変わる春。

異動先は、憧れの先輩の後任。3年間先輩に追い付こうと自分なりにもがいてて、少しは大きくなれたかなと思っていた。けれど。引き継ぎをすればするほど、先輩が2年間で築いてきたものが大きすぎて心が落ち込む。

 

わたしは、ちゃんと後任になれるのか。

 

新しい環境に馴染めるのか。

 

不安ばかりが募る春。

 

ひとりの異動はこんなにも心細いのだな。

暇でしょ?これやっといて

ばかですか。

こんな仕事の振り方されて、誰がその仕事やりたいと思うんですか。

あのおばさまとは本当に合いません。言いたいことは山ほどあるけれど、大人なので堪えますけどね。

 

あんな年の取り方はしたくない。

来るもの拒まず、去るもの追わず

わたしは受動的な人間なんだろう。

人間関係のスタンスがタイトルである。だからわたしは友人が少ない。だが、こんなスタンスだからこそ残っている友人はとても大切な存在だとわたしは思っている。相手がどうかは知らないけれど。

 

こうやって友人が少ない生活は決して悪いものではない。少しキツイ言い方だけれど、要らないと思う時間を過ごす必要がない。本当に時間を費やしたい相手、モノに時間を費やせる。

 

広がりのない人生だと言われてしまうのだろうか。だけれど、自分が価値のある過ごし方だと感じている時間はとても有意義なのだ。それでいい。わたしがそう感じているから、それでいいのだ。

 

ちなみにストレス発散の方法の一つは、このブログである。誰かをスイーツやお酒に付き合わせることなく、自分の言いたいことを発散できることは本当に気分が楽である。

 

やっぱりわたしは受け身で狭い人間なんだろう。